早期離職 転職成功ストーリー 安定か成長か?自分が本当に求めるものとは?

新卒就活で
意中の企業に内定入社

「経営基盤の安定した大手企業に入社した自分が、まさか転職することになるとは思ってもみませんでした」と語るMさん。 大学ではドイツ語圏文化学科を学び、広報誌の編集やインタビュー記事作成を通じコミュニケーション能力を磨き、新卒時の就活では「安定した基盤のある企業で、人の役に立つ仕事がしたい」という思いから、大手損害保険会社に応募し無事内定を獲得し意中の企業に入社した。

最初の配属先は、事故発生後の連絡から示談交渉や保険金の支払いまで、一連の業務を担当する部署。 お客様の立場に立って、丁寧に対応することを心掛けていたNさんだったが、年数を重ねるにつれ、旧態依然とした古い体質と、成長を実感できない仕事内容に物足りなさを感じるようになっていたという。

何かがモノ足りない
日々を悶々と、、

膨大な量の書類を処理しながら、正確に業務を進めることに集中する毎日。 決められた業務、ルーティンワークの繰り返しの中、日々の成長を実感出来ず「この仕事に取り組み続けていていいのだろうか?」「30代から先のキャリアはどうなるのだろうか?」と物足りなさとともに、焦りにも似た不安を感じるようになった。 確かに経営基盤は安定しているし給与も待遇面もこれといった不満はない。ただ、会社の体質が古く、年功序列が根強く若手社員にチャンスが与えられづらい点が何よりも物足りなく感じた。 「このままでは、自分の成長が止まってしまう…」そんな危機感を抱き、Mさんは転職を考えるようになっていた。

対話を重ねる中での気づき

ただ、具体的に何がやりたいという明確なものはなかった。漠然と、新しいことに挑戦したい、自分の可能性を広げたいという漠然とした思いと焦りだけがあった。 ある日、ネット検索でたまたま見つけた「早期離職緊急診断」を受けてみたものの、緊急度レベル2(しばらく様子を見てみては?)との診断結果で、思った通り緊急度は決して高くはない。確かに、他社と比べても待遇や福利厚生面などが悪いわけではない。パワハラが横行するような職場でもない。 贅沢といえば贅沢な悩みなのかな、、と思いあぐねた結果、一人で悶々と抱え込むよりも、プロのアドバイザーに色々話をしてスッキリしようという気軽な感じで転職相談に申し込んだ。

アドバイザーとの面談では、望みもしない求人を押し付けられはしないかと不安もあったが、自分のこれまでの経験やキャリアプラン、そして転職への不安などをじっくりと丁寧に聞いてもらえた。 過去にクリエイティブ系の学校に通っていたり、プライベートで店舗のブランディング・企画のボランティアを経験したことなど、自分でも忘れかけていたことを思い出しては話をした。

安定よりも挑戦を選択

アドバイザーとの面談を重ねる中で、「社会人になるということは、まずは安定した生活基盤を得ることだ」と思い込んでいた自分に気が付いた。もちろん、それは決して間違いではないが、そう考えるがばかりに、自分が本当に関心のある分野に挑戦することや、その中で「成長」を実感したいという本心に自らが蓋をしていたことが自分の悩みの正体ではないか。 Mさんは「成長を実感できないのは、自分自身が成長を求めて挑戦していないからだ」と確信した。そんな自分なりの「答え」をアドバイザーに伝えると、ようやく、企画・マーケティング職など複数の求人を紹介された。 その中の一社、クライアントのセールス・マーケティング課題解決を支援するF社に強く惹かれた。社員一人ひとりが高い専門性と熱意を持って仕事に取り組み、年齢や経験に関係なく、積極的に意見交換やアイデアを出し合う社風が自分に合うと感じたからだ。 面接では、これまでの経験に加え、プライベートで行っていたマーケティング関連のボランティアについても話をすると、面接官は興味深く耳を傾け、Mさんの行動力や発想力を高く評価。「Mさんのような、好奇心旺盛で行動力のある方は、ぜひ当社に必要です!」

その言葉に、大きな喜びを感じるとともに慎重に検討を重ねた結果、MさんはF社に転職を決意した。前職ほど経営基盤は強固ではないものの、安定と成長を天秤にかけた結果、「やらずに悶々とした日々を過ごすよりも、挑戦して後悔する方がいい」と覚悟を決めた。 F社に入社したMさんは、後悔するどころか、持ち前の成長意欲で新しいことを学びながら、自分の力で活躍の場を広げ続けている。

担当アドバイザーからのひとこと

Mさんは、丁寧なコミュニケーション能力もあり、かつ成長意欲が高い方だという印象でした。

それはMさんの個人の性格や前職の損害保険会社でお客様対応や事務処理業務に携わってきた中で培われてきたものだと思います。そのうえで、次のステップに進んでいくことで、ご本人にとってさらなる成長に繋がるでしょう。

また、プライベートでSNS運用やマーケティング、ブランディングに携わってきた経験がありました。マーケティングと一口に言っても、奥が深く学ぶことも多い世界ですから、成長意欲の高いMさんには、マーケティング系のお仕事はピッタリではないかと思ったのです。

面接対策でもMさんの成長意欲とマーケティングのご経験をより魅力的に伝えられるよう、しっかりとサポートをさせていただきました。成長意欲の高いMさんがマーケティング職で活躍することは間違いないと期待しています。

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