安定企業で働きたい!転職先の将来性や業績の見分け方

求人企業の選び方

安定企業で働きたい!転職先の将来性や業績の見分け方

不況などの影響により、終身雇用が崩れてきた現代において、就職活動をする上で企業の将来性は非常に重要なファクターといえます。業績が良く、安定した企業はどのように見極めればいいのでしょうか?ここでは、企業の将来性を見分ける方法についてご紹介します。

終身雇用の神話はすでに破綻している

数十年前のバブル崩壊前の日本においては、原則として終身雇用のつもりで採用活動を行っている企業がほとんどでした。そのため、就職活動をする際には、その会社で骨を埋めるつもりで会社を選ぶ方が多かったです。一度就職をすれば、定年まで絶対安心と考えることができる時代でした。

しかし、バブルが崩壊した後、業績の悪い企業はどんどんと倒産に追い込まれるようになりました。その規模は業界を問わず、場合によっては思いもよらないような大企業までが倒産に追いやられる事態となったのです。

さらに、就職氷河期を乗り越え、景気が多少回復したかと思った矢先にリーマンショックや東日本大震災など、未曽有の事態に陥りました。これらの事態により、さらに多くの企業が倒産やリストラを行わざるを得なくなったのです。

世界情勢を含めた混乱によって、どんな企業であっても何時、何が起こるかわからないという先行きの見えない状態が現在も続いています。就職活動をしている方たちはもちろんのこと、実際に働いている方たちも戦々恐々としている状態です。

このような背景により、就職活動をする際には、必ずしも安心とはいえないものの、成長性や将来性のある企業を選ぶ必要があります。将来性とは、非常にあいまいなものですので、判断をするのは非常に難しいのですが、成長する企業にはそれぞれ特徴があります。

将来性を見極めるための指標とは

もっとも簡単に将来性を知るための方法は、その企業の業績推移を確認することです。売上は減少傾向ではないか、営業収益はしっかりと確保できているかなどを確認するとよいでしょう。また、上場しているような企業であれば、キャッシュフロー計算書なども開示されています。資金がどれくらいあるのかも確認しておくとよいでしょう。また、売上や収益が横ばいであっても、商品やサービス内容が、市場のシェア率を大きく占めているような企業は、安定性が高いと考えられます。

また、企業のホームページなどでチェックできることもあります。たとえば、企業が掲げる経営理念が明確かどうかを確認しましょう。将来的なビジョンがしっかりと見据えられている企業であれば、経営理念も抽象的ではなく、わかりやすいものである傾向があります。

さらに、ホームページなどで必ず掲載されている訳ではありませんが、政府が推進する働き方改革について記載があるか確認してみましょう。働き方改革は、簡単なものありますが、かなりコストがかかる施策も少なくありません。また、ギリギリの人員で回していると、なかなか実現は難しいです。従業員の働き方改善のために、さまざまな取り組みをしているということは、企業としての余裕があると判断できます。

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面接時に企業へ直接聞いてみてもよい

将来性を知るために、前述のような業績に関する情報を手に入れることができれば、確実ではないものの将来性の高い企業であるかどうかを判断できるでしょう。しかし、手に入れられる情報が少ない、もしくはより将来性について見極めをしたい場合は、面接で直接聞くという方法も考えられます。

求人情報だけでは知ることができない、業務内容や労働条件について確認してみましょう。特に、希望とする部署にどれくらいの人員がいるのかを聞いてみましょう。企業規模に見合った人員、もしくは企業規模の割に人員が多い場合は、企業として余力があり従業員に対する労働の配慮ができていると判断できます。また、労働条件に自信のある企業であれば、従業員に対する福利厚生なども含めて丁寧に説明してくれます。

さらに、長期的な課題やビジョンについて質問をしてみるのもおすすめです。課題やビジョンについて、スラスラとこたえられる企業は、将来をしっかり見据えていると判断できるでしょう。

面接時に直接確認することで、求人情報やホームページで知ることができない貴重な情報を得ることができます。面接というと、企業が従業員を選ぶイメージが強いですが、基本的にはお互いに要望がマッチしているかを見極める場でもあります。面接者であろうと積極的に質問をしていきましょう。

さまざまな情報を収集して判断する

企業の将来性を判断するためには、その企業の業績やビジョン、従業員への配慮などを確認してみましょう。入社する前であっても、それらの情報を確認する方法はたくさんあります。ネットや口コミはもちろんのこと、面接時に企業に直接聞いてみるなど、さまざまな角度から情報収集、そして分析をして判断してみてはいかがでしょうか?

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