転職したら年収は上がる？企業と給与交渉する方法を紹介

2018年06月07日

転職するのと同時に年収もアップさせたい。でも自分の希望条件に合った企業ばかりではないのも現実です。そんな時、企業側と給与や年収交渉ができるのをご存知でしょうか？今回は、転職の際に役立つ説得力のある交渉をする方法を紹介します。

給与交渉の前に、自分の市場価値を分析しよう
転職先の面接で年収や給与交渉をする方法
給与交渉をする時の注意点
転職時はデータを基に給与交渉しましょう

給与交渉の前に、自分の市場価値を分析しよう

転職後に前職より高い年収を望む人は多いでしょう。ただ働いてみたい企業を見つけることができても、給与面で希望に沿わず最後の一歩を踏み出せずにいる人も多いものです。「給与を最低でも2万円上げてくれたら理想的なんだけどなぁ」というような希望がある場合、転職先に交渉することで年収を上げてもらえる可能性があります。

給与の交渉を行う際は、企業側にとって「この人なら給与を上げても良い」と思えるような分かりやすいあなたの市場価値を示す必要があります。

市場価値は、マーケット全体から勤務年数、スキル、年齢、資格などを考慮した平均値を出すことが大切です。平均値を出すことができれば、希望している年収に対して自分のスキルが足りているかなどを判断する材料にできます。

市場価値を自分一人で算出することは困難です。そんな時は転職エージェントに登録してキャリアカウンセリングを受けるのがオススメです。転職エージェントなら、あなたの市場価値を冷静に分析してくれます。ここでポイントなのが、より詳細な市場価値を知るために5つほどの転職エージェントに登録してみることです。

1人の転職エージェントでは偏った分析結果になることもあるため、複数のエージェントが出してくれたデータを照らし合わせれば、自分の市場価値がより詳細に分かります。自分の市場価値が分かれば面接の際も自信を持って交渉することができますし、断られた時も他の転職先を見つけやすくなります。

客観的な分析や、給与交渉の相談もできるエージェント選びのポイントはこちら
「転職活動で有利になる？信頼できるエージェントの選び方」

転職先の面接で年収や給与交渉をする方法

転職先では、一次面接時に対面で給与交渉しましょう。内定が決まった後に給与交渉をしようとしても、既に給与面の条件が決定していますので、交渉することは困難です。

面接で給与交渉をするベストなタイミングは、面接官から給与面について希望はあるか質問された時や、「最後に何か質問ありますか？」と聞かれたタイミングです。あくまでも自分から交渉に持ちかけるのではなく、自然な流れで質問する形をとると良いでしょう。

交渉する時は事前に調査した市場価値を伝えましょう。この時、他社の年収を比較対象として話しに出すことも交渉テクニックとして有効です。しっかり下調べを行っていることが伝われば、有利な交渉を行うことができます。

給与交渉は、企業側とあなたが双方に納得するために、何度か金額を提示していく流れになります。ただし希望年収の金額を提示する時に「最低でもこれくらいはほしい」と正直に伝えてしまうと、まだ上がる余地があったにも関わらず交渉が終わってしまうこともあります。

基本的に最初に提示した金額よりも低くなっていく傾向があるので、希望する年収に近づけるためには初回交渉時に若干高めの金額を提示するのもポイントです。

自分ではどうしても交渉する自信がないという人は、転職エージェントに交渉を代行してもらうことも可能です。転職エージェントに給与交渉を任せる場合、事前に希望年収だけでなく福利厚生や、なぜ年収アップを望んでいるのかをできるだけ明確に伝えておきましょう。

企業とエージェントが交渉をする際に、年収アップを希望する明確な理由が分かっていなければ、話が上手く進む可能性は非常に低くなってしまいます。事前に、担当してくれるエージェントと打ち合わせをしておくことが大切です。

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給与交渉をする時の注意点

給与を交渉する際は態度に注意する必要があります。初回交渉時にあまりにも高い金額を提示してしまったり、面接官の話を遮ったりして交渉を持ちかけてしまうのは、悪い評価に繋がってしまいます。

企業や面接を担当する人によっては給与交渉すること自体良く思わないこともありますので、自然な流れで交渉に入っていけるようにする必要があります。

交渉を行う際は明確なデータを提示して事実ばかりを並べて説得しがちですが、市場価値のデータなどは、企業側に納得してもらうために活用する1つの材料として捉えておきましょう。

相手によってはただただ数字を見せつけられて年収を上げろと言われている印象に見えてしまうこともあるので、「私にはこのようなスキルがあり、市場価値を調べたところ、給与はこれくらいになっています。」と説明を交えながら交渉することが大切です。

企業側は交渉の際のあなたの態度を評価対象にしていることも多いです。企業側が初回で提示した金額に一喜一憂している態度を見せてしまうと「この人材は操りやすい」などのイメージを持たれてしまうこともあるので、冷静な態度を保ち、提示された金額は常に他社と比較するなどして時間をかけて給与交渉を進めていきましょう。