第二新卒と既卒。応募は新卒採用枠?中途採用枠?
第二新卒や既卒の転職は、新卒採用枠でも応募可能なのか、それとも中途採用枠になるのか迷いますよね。悩める第二新卒や既卒の皆様に対して、どの採用枠で応募するのが最適なのかをご紹介します。
第二新卒や既卒はどの採用枠で応募できる?
そもそも、第二新卒や既卒は、転職市場ではどの採用枠に当てはまるのでしょうか?分かりづらいそれぞれの採用枠について、説明していきます。
まず、第二新卒という言葉は、学校を卒業後1~3年以内に離職して転職活動を行っている若手求職者を指すものと認識されています。第二新卒者は、主に中途採用枠で応募することとなります。
また、既卒という言葉は、学校を卒業したのち、一度も就職した経験がない求職者を指しています。既卒者の採用枠はどうなるかというと、こちらも基本的には、中途採用枠の応募になります。
企業によっては新卒枠での応募が可能
第二新卒や既卒者は、中途採用枠での応募が基本ですが、場合によっては新卒採用枠での応募が可能となります。
平成22年に改正された青少年雇用機会確保指針(厚生労働省)では、学校卒業後3年以内であれば、既卒でも新卒として扱うという指針が盛り込まれました。これは、就職浪人を少しでも減らすための厚生労働省の取り組みですが、あくまでも義務ではなく「推奨」の位置づけです。
現実として某企業のキャリアリサーチ「2015年度 新卒採用に関する企業調査-内定動向調査」によると、2012年度に既卒者を新卒枠で採用した企業は、わずか7.8%だったというデータが出ています。2015年度には、新卒枠における既卒者の採用が1割を超えたものの、まだまだ社会全体に浸透している考え方とはいえません。また、新卒枠採用で既卒者そのものを受け付けていない、という企業も3割以上にのぼっています。
現に、既卒者が新卒採用枠で応募できる企業は少なく、応募したとしても内定率は高くありません。既卒者が新卒枠で採用されるのは、留学で就活の期間が合わなかったり、やむを得ない事情で就活できなかったりしたケースに限られる場合が多いのが実情です。
企業によっては、第二新卒も新卒枠採用で受付しているケースもあります。新卒者の約3割が3年以内で退職する、という現実もあり、企業では第二新卒世代の人材が不足しています。積極的に第二新卒を採用している企業もありますので、気になる企業があれば、第二新卒でも応募可能かどうか電話やメールで問い合わせてみましょう。
かつては第二新卒や既卒者自体の応募を断っていた企業もあるわけですから、その点を考慮すると進展したといえるでしょう。面接を受ける際に、企業側が第二新卒や既卒者に対して、どのような印象を抱いているのかを、求人情報などで事前に確認することも大切です。
新卒採用枠にこだわり過ぎるのは考えもの
第二新卒や既卒でも、場合によっては新卒採用枠に挑戦することができます。しかし、新卒採用枠で挑戦することに、内定率を高めるメリットは本当にあるのでしょうか?
新卒同様の扱いをして欲しいという第二新卒や既卒者の気持ちは、理解できます。例えば大手企業の場合、中途採用枠での募集自体が少なく、募集していたとしても即戦力でない第二新卒や既卒はなかなか採用に結びつきません。
また、新卒採用枠で応募した方が、採用人数が多いというメリットもあります。中途採用枠は離職者が出た時に、人材を補充する目的で求人を出すことが多いため、採用人数が新卒採用枠よりも少ない傾向にあります。
第二新卒や既卒者が新卒採用枠で応募することは可能ですが、実際に第二新卒や既卒という言葉が認知されている以上、あえて新卒採用枠にこだわるには何らかの理由が必要になります。自分で具体的な理由を想起できなければ、人事担当者に納得させるのは難しいと考えた方が良いでしょう。
第二新卒や既卒者は内定率を高めるために、中途採用枠も柔軟に利用することが有効です。中途採用枠というと、十分な社会経験を積んだ人向けの応募枠だと考えがちですが、意外と門戸を広く設けている企業もあります。新卒枠や中途採用枠にとらわれず積極的に応募することが、内定獲得のチャンスを広げる重要なポイントです。
場合により中途採用と新卒採用枠を使い分ける
第二新卒や既卒者が就活する時には、中途採用枠で応募することが一般的です。ただ、就職を希望する企業が新卒採用枠を用意していて、その企業に挑戦してみたいという思いが強いのであれば、新卒採用枠で応募してみるという選択肢もあります。
場合によって中途採用枠と新卒採用枠を使い分けながら、効率的に就職活動を進めて行きましょう。
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