面接では病気を隠すべき？伝えなくても良い場合と伝えるべき場合

病気やメンタル不調などの持病を隠したままで入社した場合、後々トラブルに発展する恐れがあります。ならば病気や持病について、全て面接で素直に伝えるべきなのでしょうか？病気や持病を抱えた方に向けて、面接での対応方法を紹介します。

病気であることを面接で伝えると内定率は下がる傾向に

病気というのは、採用面接におけるネガティブ要因の一つです、肉体的な病気、もしくはメンタル不調などの精神的な病気、あるいは何らかの持病がある場合、それらを面接時に伝えると、どうしても内定率が下がる傾向にあります。企業としては、複数の採用候補者がいたとして、よほどズバ抜けた能力を持っていない限り、健康な候補者を採用してしまうのが実情です。

病気や持病があると伝えると、「そもそも現時点で病気は完全に回復しているのか？」「業務を行う上で差しさわりはないのか？」という疑念を持ってしまいます。完治していないのであれば、せっかく採用をしたとしても、再発して長期休暇を取ってしまう、もしくはすぐに退職する恐れがあると考えてしまいます。

面接で病気や持病があることを伝えると、内定を獲得する上で不利になってしまう可能性があります。そのため転職者としては、病気や持病を隠したいことでしょう。しかし、病気や持病を伝えずに後からバレてしまった場合、トラブルを引き起こす原因になる恐れもあります。

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会社に全ての病気を伝える必要はない

肉体的、メンタル不調などの精神的な病気や持病があっても、すでにその病気が完治している場合や、業務上支障のない程度の持病であるならば、必ずしも採用面接の場で伝える必要はありません。

先に解説したように、同じ転職希望者で一人が持病を持っており、もう一人が健康な場合、健康な人を選びやすい傾向があります。そのため、すでに完治している、もしくは転職先での職務上、直接的に影響がない程度の持病であれば、無理に伝える必要はありません。

また何らかのタイミングで会社に病気のことが伝わったとしても、業務上支障がない病気や持病ならば、トラブルにはなりにくいです。

ただし、治療をしながら転職活動をしている場合は、採用される段階でその病気が完治しているとは限りません。メンタル等の不調による病気、再発すると長期的に休む恐れのある病気などの治療中である場合は、面接の段階で伝えたほうがよいでしょう。

病気治療中であることを正直に伝えなければ、後日バレた場合に、トラブルの種となる恐れがあります。伝える必要がないのは、あくまでも完治している場合、業務に支障のない程度の持病に限るので注意しましょう。

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健康診断で分かってしまう病気や持病は要注意

持病を隠している場合、健康診断書などでバレてしまう恐れがあるので気をつけましょう。持病を持っている人の中には、「バレなければ問題ない」と考えている人も少なからず存在します。症状を相手に見せないようにする、自分から言わないように気をつけていれば大丈夫と考えていることが多いようです。

健康診断の際には、既往歴や持病などについて自己申告をする項目があります。適切に健康診断をしてもらうためには、この項目を無視するわけにはいきません。健康診断で企業側に分かるような病気の場合は、面接時に隠しておくとトラブルになる恐れがあります。また、既往歴があるのに健康診断で自己申告しなければ、のちのち病歴がバレてしまった時に、虚偽の申告をしていたことも判明してしまいます。

健康診断で既往歴がバレてしまうと、会社としては面接の段階で故意に病気を隠していたと判断せざるをえません。せっかく面接を勝ち抜いて内定を得たとしても、最悪内定取り消しになる可能性もあります。

また、肉体的な病気やメンタル不調などの精神的な病気だけでなく、「てんかん」などの持病を持っている場合は、より慎重になる必要があります。職務内容が事務中心であったとしても、車を運転する機会があるかもしれません。その場合は業務に支障が出るため、事前に申告をしておくようにしましょう。

「バレたくない」という理由で病気を隠すのはNG

メンタル不調などの精神的な病気、そして持病などは、どうしても隠したくなってしまいます。しかし、「バレたくない」という理由だけで隠すのはＮＧです。病気が回復していなかったり、健康診断の既往歴に記載されたりすることがあるため、入社後にバレてしまう恐れがあります。自身の病気の状況をしっかり確認して、必要ならば正直に伝えるようにしましょう。

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