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年末年始は転職のチャンス?
年末年始は意外にも、転職活動をするにはうってつけの季節。12月頃から求人件数が増え始め、3月頃にピークを迎える傾向にあります。中小企業の場合は、近年人手不足に悩まされており、年間を通して求人量に大きな差はありません。しかし大きな企業になると、年間を通して採用活動をしているケースはまれです。
大企業が採用活動をするタイミングは、人員が不足したり、次シーズンの増員を計画したりしているとき。多くの大企業は、冬のボーナスをもらった後に退職する社員が多いことを想定し、年末年始に求人を募集します。大企業への転職を目指したいなら、求人が増える年末年始は大きなチャンスなのです。
転職者としては、求人が増える年末年始を逃すのはとてももったいないこと。春から転職しようと考えるのではなく、年末年始のタイミングから転職活動を進めていけば、思いもよらぬ好条件の求人と出会える可能性が高まります。
年末年始に転職をするメリットとは
年末年始の転職活動には、収入面と求人数でのメリットがあります。なかでも、収入面でのメリットを見逃すことはできません。
多くの企業では、夏と冬にボーナスが支給されます。3月決算の企業では、夏は3月まで、冬は9月までの業績に応じたボーナスが支給さるのが一般的。ボーナスは過去に働いたことの評価であるため、もちろん転職者にももらう権利があります。
ただし、支給される条件は、ボーナス支給日に在職していること。つまり、ボーナス支給日までに退職してしまうと、残念ながらボーナスをもらうことができません。転職を決意したら、すぐに行動に移すべきだとはいうものの、転職には何かとお金がかかります。もし支給日が近づいているのであれば、ボーナスをもらってから転職するのがおすすめです。
そして、やはり見逃せないのが求人数のメリットです。ボーナスは夏にも支給されるので、夏のボーナス後に辞めてもいいのではないかと感じる方も多いはず。しかし、夏から秋にかけて、中小企業の求人数に変わりはないものの、大企業の求人数はさほど多くありません。少しでも募集企業と出会う確率を高めるためには、求人数が多くなる年末年始に転職活動を行うのがおすすめです。
求人数が多ければ多いほど、転職の選択肢が広がります。また、採用される可能性も高くなるでしょう。自分が希望する待遇や就業条件の企業と出会うためには、求人数は1件でも多い方が良いのです。
年末年始に転職をするデメリットとは
年末年始の転職活動には、デメリットが2つあります。収入に関する確定申告を自分で行わなければならない可能性がある、選考にかかる期間が長くなりやすい、というデメリットです。
サラリーマンであれば、収入に関する所得税は、会社側で年末調整や申告、納税、還付を行ってもらえます。会社側に任せておけば、年度末に煩雑な確定申告をする必要はありません。確定申告は、慣れていればそれほど難しくありませんが、さまざまな書類を準備するなど手間がかかってしまいます。会社に年末調整を行ってもらえるのは、サラリーマンにとって大きなメリットです。
年末調整は、12月の給与支給時に実施されます。もし、年末調整前に退職してしまい、12月末までに採用されなければ、年末調整を会社側にしてもらうタイミングを失ってしまいます。また、12月末までに採用されても、すでに転職先で12月の給与支給が終わっている場合、自分自身で確定申告しなければなりません。
ただし、12月の給与支給日後に退職する場合は、すでに年末調整が行われているので、確定申告の必要はありません。年末年始に転職活動を行うなら、有給休暇を消化して採用面接などにあてながら、冬のボーナスと12月の給料支給日後に退職するのもひとつの方法です。
年末年始の転職では、選考に時間がかかりやすいのもデメリット。長期休暇を挟んでしまうことはもちろんのこと、年末年始の挨拶など、企業は比較的あわただしい毎日を送っています。面接の日程が年明けになってしまうことも珍しくないため、採用までの期間が長くなってしまうことも理解しておきましょう。
年末年始の転職で新しい年を気持ちよく迎えましょう
年末年始は、企業が採用活動を始めるタイミングであり、ボーナスをもらった後ということで転職者にとってはメリットが大きい時期です。ただし、タイミングによっては、確定申告をする必要が生じたり、選考期間が長くなったりするリスクがあります。
とはいえ、収入も求人も少しでも多い方が転職者にとって有利です。年末年始に転職活動を始める場合は、メリットとデメリットを把握したうえで開始するようにしましょう。
