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これだけある!派遣社員にはない正社員のメリット
派遣社員には派遣社員のメリットがあり、正社員には正社員のメリットがあります。とはいえ、同じ労働者として比較した場合には、正社員の方により多くのメリットがあるといえます。
身分が安定する
派遣社員の道を選ぶ理由のひとつに、自由なライフスタイルの選択があります。趣味の時間を持つために短期労働を選ぶ人や、ひとつの企業に縛られない生き方を好む人にとって、派遣社員として働くことは大きな魅力です。
しかし、身分が安定しないのがデメリット。正社員であれば、身分が安定し、よほどのことがない限り職を失わず収入を得られます。さらに、ボーナスの有無や支給額にも影響を及ぼします。
ちなみに、一般的にいう正社員とは、期間の定めのないフルタイムの雇用契約を結んだ労働者のこと。期間が定められていないため、会社側は勝手に辞めさせることはできません。
将来設計が容易になる
正社員は将来にわたって企業内での昇給モデルを前提とした収入アップが見込めるため、生活設計が建てやすいというメリットがあります。住宅ローンを組むときにも、一般的に正社員としての勤務実績が長い方が有利です。
また、厚生年金などの社会保障、福利厚生の面でも正社員のメリットは大きいです。短期の派遣と比べて多くの保険料を納付しているため、得られるものが多いのも当然だといえます。しかも、正社員として勤務する年数が長いほど有利になるため、キャリアアップしたいなら早い方がよいでしょう。
キャリアアップの最有力は紹介予定派遣
派遣社員から正社員へのキャリアアップを考えるとき、派遣社員や派遣労働の形態が4パターンあることを押さえておく必要があります。ここに、正社員へキャリアアップする方法のヒントが隠されているのです。
- 登録型派遣
- 常用型派遣
- 無期雇用派遣
- 紹介予定派遣
このうち、自由なスタイル、不安定な身分の派遣として考えられているのが登録型派遣です。働きたいときに働きたい派遣先で勤務するというスタイルで、その都度、登録している派遣元企業と雇用契約を結びます。派遣期間が終われば雇用契約も終了するため、仕事的にもキャリアアップには程遠い形態です。
すでに正社員もいる常用型派遣
一方、常用型派遣は派遣元企業の社員としての身分があるため、不安定な派遣とは意味合いが異なります。派遣元企業の正社員であれば、すでに正社員であるためキャリアアップという話には馴染みません。
しかし、契約社員として派遣元企業に在籍している場合は、そのまま頑張って働くことで派遣元企業の正社員に登用される可能性もあるでしょう。もちろん、派遣元企業の正社員であれ、契約社員であれ、派遣先企業やその他の企業の正社員を目指すことは可能です。
無期雇用派遣とは、登録型派遣を繰り返して通算5年以上となったときに、本人の希望で常用となる形態です。つまり、派遣先での仕事がない場合でも派遣元企業との雇用関係が続く形態です。この点は常用型派遣と同じですが、派遣元企業では従来の常用型派遣とは待遇面で区別しているケースが多いのが実情です。
短期勝負で正社員を目指す紹介予定派遣
派遣の形態の中で、もっとも正社員へのキャリアアップを実現しやすいのが紹介予定派遣です。派遣期間を一種の試用期間のように考え、派遣先企業の正社員を含む従業員となることを目指す形態だからです。
紹介予定派遣の派遣期間は、最長で6ヶ月間。初めから派遣先への「移籍」を前提として実務に入っているため、それ自体がキャリアアップであり、お互いにミスマッチを防ぐことが可能です。
キャリアアップで求められる人材になる
登録型派遣や紹介予定派遣から正社員を目指すにしても、重要なことは企業に求められる人材になることです。
派遣先の企業から、自社に欲しい人材だと評価されれば、派遣の形態に関わらず正社員へのキャリアアップも可能になります。
とはいえ、企業が派遣を受け入れるのは、自社で雇用するよりも派遣にした方が大きなメリットを得られるからです。このハードルをクリアして、単に派遣先の従業員ではなく正社員の身分を勝ち取るのは容易ではありません。
自分を雇えば、いかにメリットがあるというセールスポイントを打ち出せるかが重要です。そのためには、派遣社員として働く中で業務に精通するとともに、資格を取得したりスキルを磨いたりといった努力をすることは不可欠です。
正社員を目指すなら臨機応変に立ち回ることも必要
キャリアアップを頑張っても、現在の派遣形態や企業、業務では正社員になれそうにないと感じたり、自分に合わないと感じたりするなら、別の形で正社員を目指すことを考えるべきです。短慮はいけませんが、ズルズルと時間を無駄にするよりは、見切りをつけることも重要です。
とにかく正社員になりたい!ということであれば、マッチングするまで紹介予定派遣を繰り返すという方法もあります。よい意味で臨機応変に立ち回り、正社員の座を勝ち取りましょう。
