事務職への転職で求められるスキルとは?周囲に差をつけるたった2つのこと
転職市場全体では売り手市場の傾向が続いているなか、熾烈(しれつ)な採用枠争いが繰り広げられている事務職。
近年では、事務職に求められているものが一昔前とは違ってきています。熾烈な採用枠争いに備えて知っておきたい、事務職の「今」と、求められている「付加価値」についてお伝えします。
事務職のメリットは?
事務職には、医療事務、経理事務、営業事務など、さまざまな種類がありますが、そのなかで最も一般的なのは「一般事務」。全国で最も従事している人が多い職種であるとも言われる「一般事務」ですが、平成27年度の国勢調査によると、その6割は女性だとか。一般事務の業務内容は企業によって異なりますが、書類の作成や電話対応、接客、ファイリングなど多岐にわたります。
そんな一般事務は転職を考える女性に圧倒的な人気を誇り、アンケートでは転職を希望する理由として「収入アップ」以外に、以下のような理由が上位に挙げられていました。
- 体力的に楽だから(立ち仕事ではない)
- 土日祝日は休めるから
- 責任のある仕事だから
- 好きなことを仕事にしたいから
- 定時で帰れるから
上記の結果から、「ワークライフバランスを実現して、ライフイベントに対応しつつ長く働ける」というだけでなく、「やりがい」のある仕事として支持されている様子がうかがえます。
需要と供給がアンバランスな事務職の「今」
人気の高い事務職ですが、求人倍率は目立って低く、事務職をめぐる競争の激しさがうかがえます。
転職市場全体では、平成21年度以降、求人倍率が右肩上がりで伸びているなか、一般事務の求人倍率は0.31倍(2017年4月時点)と1倍を大きく下回っています。これは、1人の募集枠に平均して、およそ3人の応募がある状況です。
このような状況には、IT技術の発達によって業務が効率化し、人手がそこまで必要でなくなったことや、事務職では非正規雇用が高い割合を占めていることが大きく影響していると見られます。
2016年の事務職における派遣社員の割合は32.3%で、職種別に見て最も高かったと日本人材派遣協会は言っています。派遣社員だけで事務職員の3人に1人を占めているのです。
そして、買い手市場にある事務職の応募者に求められるものは、業務の効率化に伴って変化してきました。
事務職に求められている「付加価値」とは?
これまでの事務職に求められていたのは、社会常識やコミュニケーション能力、事務処理能力といった、いわゆる「定型業務」でした。
しかし、競争の激化に伴って、応募者には、生産性を向上させるための「付加価値」が求められるようになっています。
事務職に求められるようになった「付加価値」は、以下の2つにまとめられます。
1. IT技術の発達に負けないスキル
IT技術の発達によって、便利なシステムやソフトウェアが次々に導入されている昨今、機械化に職を奪われないために必要とされるのが「ITスキル」。単純な入力作業をミスなくスピーディーに行うことや、簡単な資料作成のような提携業務をこなすだけでは、機械化や非正規雇用社員の登用によって職を奪われてしまいかねません。
今や、一般事務にも「専門性」が求められるようになっているのです。
IT技術の発達によって「便利」になってきてはいますが、どんなに優れたシステムやソフトも使いこなせなければ意味がありません。職場全体をサポートする事務職には、これらを使いこなすとともに、IT関連のトラブルに対応できるスキルが強く求められています。
2. 「この人でないと」と頼られるスキル
事務職に任される業務の範囲は企業によって大きく異なります。中小企業では、会社の「顔」ともいえる電話応対、接客、受付から、お茶くみのような雑用、そして社長や役員のサポートといった秘書業務まで任されることもあります。
これに対して、大企業ではこれらの業務が細かく分業されて各担当者に割り振られているところが大半です。
事務職としての働き方は、企業の組織構成や方針に左右されるものの、非正規雇用社員に職を奪われないために共通して求められているのが、「この人に任せれば安心だ」と頼ってもらえるスキル。信頼関係を構築するスキルだともいえるでしょう。
良好な信頼関係を構築するためには、任された仕事を的確に最後までやりきるだけでなく、仕事に能動的に取り組む姿勢も重要だと経験者は口をそろえて語ります。職場全体を見渡して、どうしたらみんながもっと働きやすくなるのか考え、提案していく姿勢で臨めば自分の価値は高められます。
まとめ
人気の高い事務職の「今」と、事務職に求められるようになった「付加価値」についてご紹介してきました。ほかの求職者にも、機械にも取って代わることのできない「自分」という働き手の価値をアピールして、事務職への転職を成功させましょう!
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