第二新卒から公務員になるコツを解説!面接や志望動機のポイントとは

第二新卒の転職ノウハウ

第二新卒から公務員になるコツを解説!面接や志望動機のポイントとは

安定した職業の代名詞とも言える公務員。昔も今も景気に左右されにくい安定性や福利厚生の充実などの働きやすい環境から、学生の就職先として根強い人気を誇っています。新卒の学生だけでなく、最近では第二新卒として転職活動を行う過程でも、選択肢の一つとして真剣に公務員を目指す人は少なくありません。

第二新卒から公務員を目指すと不利?

「第二新卒から公務員を目指すのは不利なのではないか」と考える方も多いようですが、公務員採用試験は、新卒や第二新卒に関わらず公平な筆記試験の結果と面接での人柄・意欲が重視されるため、第二新卒が不利になるということはありません。

ここでは、第二新卒でこれから公務員を目指す人のために、具体的に狙える公務員の種類、志望動機の書き方や面接のポイントについて詳しくご説明したいと思います。

公務員は試験を突破すれば基本的には採用

第二新卒から公務員を目指すにあたり、何よりもまず「公務員試験」に合格することが大前提となります。当たり前のことかもしれませんが、この試験さえ突破すれば晴れて第二新卒から公務員としての新たなスタートを切ることができるのです。

公務員の採用試験は、通常以下の試験構成となっています。

  • 一次試験(一般教養、専門知識、論文)
  • 二次試験(面接)

公務員試験は基本的に一次試験で筆記、二次試験で面接が実施されます。筆記試験は一般教養、専門知識、論文の3つで構成され、20科目以上の幅広い分野から問題が出題されます。一次試験を無事突破したら、次は二次試験へと進み、面接が行われます。

最近では、論文や面接を中心に試験を行う社会人採用枠を設けている自治体も増加傾向にあり、面接試験の割合が大きく自己PRしやすい募集枠でもあるため、社会人経験を持つ第二新卒にとって、むしろチャンスだと言えます。受験条件として経験年数5年以上必要な場合も多いですが、アルバイトとしての経験も社会人経験とみなす自治体もあるようですので、各自治体の募集要項をこまめに確認しておきましょう。

年齢制限には注意

第二新卒の人が公務員試験を受ける時に少し気を付けたいのが、年齢制限です。<br />公務員の募集には、「大卒程度」「高卒程度」「社会人経験者」などさまざまな区分があり、試験の種類に応じてそれぞれ年齢制限が設けられています。

「大卒程度」試験は概ね29歳が上限となっており、第二新卒の場合は特にこの年齢制限を気にする必要はないのですが、「高卒程度」試験では、高校卒業から2年を経過していない事が条件として定められていることが多く、大卒の第二新卒者はもちろん、高校卒業後2年以上の社会人経験を持つ第二新卒者は、試験を受けることができませんので注意が必要となります。

第二新卒が狙える公務員の種類

公務員の仕事は、国家公務員と地方公務員に分かれ、その中でもさまざまな職種があり仕事内容も多岐に渡ります。第二新卒でこれから公務員を目指す人のために、公務員の種類について少し整理してみたいと思います。

国家公務員

国の行政機関である中央官庁に所属し、国全体に関わるスケールの大きな業務に携わります。国家公務員は「総合職」と「一般職」に大別することができ、中央官庁の幹部として国政を担う立場、いわゆる官僚と呼ばれる人たちは総合職、中央官庁や出先機関において、法や政令などの執行に関わる事務処理等の業務を担うのが一般職にあたります。

国家公務員の種類

  • 国家公務員総合職(官僚など)
  • 国家公務員一般職(中央官庁および法務局・財務局・検察庁・税関など出先機関職員)
  • 国家公務員専門職(財務・国税専門官、労働基準監督官、食品衛生監視員など)

地方公務員

都道府県庁や政令指定都市などの自治体組織に所属し、おもに地域住民のための公務を担っています。地方公務員の職種は、市役所窓口などの「事務系」、土木や農業など専門知識を活かした「技術系」、保育士や管理栄養士など国家資格が必要となる「資格系」、警察官や消防官など地域の安全を守る「公安系」の4職種に分けることができます。

自治体ごとの募集となるため、受験基準や試験内容などは各自治体で異なります。

地方公務員の種類

  • 事務系(都道府県庁および市役所・区役所等職員)
  • 技術系(自治体および地方公共団体の技術系職員/土木、建築、農業、機械、電気など)
  • 資格系(幼稚園教諭・保育士・保健師・司書など)
  • 公安系(警察官・消防官など)

第二新卒から公務員へ!志望動機の書き方のコツ

第二新卒が筆記試験を無事突破したら、次はいよいよ最終試験の面接です。公務員採用担当者が、面接でチェックしているのは、やはり志望動機。

第二新卒の志望動機は、公務員採用の可否を決めるとても大事な要素となりますので、第二新卒ならではの説得力ある志望動機の書き方について、ポイントを3つまとめてみました。

  • 必ず業務内容は把握しておく
  • 地域のために働きたい旨を伝える
  • 「安定」を志望動機に書くのはNG

必ず業務内容は把握しておく

第二新卒が説得力のある志望動機を作成するにあたって、目指す公務員の業務内容を徹底的に把握しておく必要があります。業務内容を熟知した上で、どの部分に魅力を感じたのか、どのようなプロジェクトに参画してみたいのか、より具体的な志望動機を伝える事ができるかどうかが、本番の面接で差がつくポイントとなります。

もしも身近に公務員の知り合いがいらっしゃるなら、公務員ならではのリアルな話を聞いてみましょう。また、市役所のHPにある市政情報の一覧ページや、毎月発行される市報を必ずチェックすることをおすすめします。

地域のために働きたい旨を伝える

利益追求型の民間企業と比べ、公務員の志望動機では「国や地域のために働きたい」という思いが大前提となります。地域住民が安心して暮らせる環境作りや地域の発展に貢献できること、地域に根ざして生きていけることは、公務員ならではのメリットだと言えます。

このメリットに焦点を当てながら、第二新卒からなぜ公務員を目指すのか改めて動機を追及し、説得力のある志望動機を作成しましょう。

子どもや青少年育成のためのレクリエーション活動や、環境保全のための地域のリサイクル活動などに参加してみるのも、より具体的で熱意あふれる志望動機作成のヒントになるかもしれませんね。

「安定」を志望動機に書くのはNG

第二新卒から公務員への志望動機に「安定」要素を盛り込むのはタブーです。

公務員の給与は国民の税金から成り立っているということをまず考慮した上で、「安定」というキーワードには触れず、前述した「国や地域のために働きたい」気持ちを軸に、第二新卒から公務員に転職をする前向きな動機や熱意をアピールすることを意識しましょう。

公務員の面接を第二新卒が受けるポイント

第二新卒が公務員の面接を受けるポイントについて見ていきましょう。

面接では、履歴書などに記入した志望動機の内容に沿った回答が必要

面接では、履歴書などに記入した志望動機の内容に沿った回答が必要とされます。前述した志望動機の書き方のコツを参考に、第二新卒ならではの魅力的な志望動機を作り上げ、面接で何を聞かれても落ち着いてその志望動機の内容に沿った、一貫性ある回答を目指しましょう。志望動機とリンクした対応は、面接官に好印象を与えるだけでなく高評価につながります。

退職理由はポジティブに言い換える

退職理由で大切なことは、いかなる理由であっても全てポジティブな表現に言い換える事が大切です。たとえ残業が多く休日もなかなか取れなかった場合でも、ありのまま伝えるのではなく、それらを解消して確保出来る時間で自己啓発に励み、今後の仕事に活かしたいといったポジティブな表現に言い換えることができます。

第二新卒の退職理由は、面接官が思わず笑顔で納得するようなポジティブな表現を常に心がけましょう。

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第二新卒から公務員を狙うことは難しくない!決断後はすみやかに行動しよう

公務員採用試験は、年齢制限さえ気を付ければ、第二新卒から公務員を狙うことは決して難しいものではありません。

公務員への転職決断後は、すみやかに行動しましょう。効率的な学習計画と、第二新卒ならではの魅力を最大限に活かした志望動機の作成や面接対策に取り組むことが、成功への近道であるといえます。

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