新卒入社した会社を辞める前に！転職で後悔しないために意識する3つのこと

新卒で就職したものの、早くも転職を考えるようになったというあなた！　その選択はあなたにとって、平等にベストなものですか？

新卒入社から3年以内に離職する人は多くなっていますが、転職を後悔している人も少なからず存在します。安易に転職して後悔する前に、「辞めない」という選択肢について一緒に考えてみませんか？

就職活動を振り返ってみよう

就職活動していたときのことを思い出してみましょう。第1志望の企業に入社できた方もそうでない方も、入社を決めたときは「この会社で頑張ろう！」と決意したはずです。

入社時と今の気持ちのギャップを、転職によって埋められるかどうかが転職を決断するカギになります。

エントリーシートや筆記試験、数々の面接を経験するなかで、自分というものにじっくり向き合ってきたと思います。

今のあなたは、入社時よりも成長したと転職活動の際にアピールできるでしょうか？　深い専門知識を身につけたとまでは言えなくとも、新卒時よりも何かしら成長したとアピールできなければ転職活動の成功は難しいでしょう。

例えば、新入社員研修で教わるようなビジネスマナーがきちんと身についていれば、その分社会人として新卒者よりも一歩リードしていますから、転職時の面接で評価される可能性は大いにあります。

まずは自分のこれまでの成長を確認するところから始めましょう。

本当に今の会社で成長できないのか？

今の会社では自分の能力が活かせない、成長できないと感じて転職を考える人は多くいます。

環境を変えることで精力的に働けるようになったり、成長していけるようになったりすればよいのですが、環境を変えても結局何も変わらなかったと後悔する人もいます。仕事での伸び悩みや職場への不満は、職場環境ではなく、仕事に向き合う姿勢を変えることで解決できるケースが少なくありません。

仕事上の失敗から学ぼうとせず、他人のせいにばかりしてはいませんか？一つひとつの失敗から自分の問題点を抽出し、それらの克服に向けて努力を重ねることは間違いなく苦しい経験ですが、その苦しみから脱出するための試行錯誤は成長のエネルギーになります。そして、成長のために必要なのは、中長期的な目標です。転職を検討しているあなたは、成長した自分の姿を明確にイメージできているでしょうか。

「過去の失敗から学ぼうとする姿勢」と「成長した自分の姿をイメージする」という両輪がそろってはじめて、職場環境に関わらず成長していく機会を創出する準備が整ったと言えるのです。

その転職はベストな選択？

職場環境を変える選択肢だけにとらわれず、他の方法についても検討してみてはいかがでしょうか。転職によって必ずしも問題が解決するとは限りませんし、逆に新たな問題が発生するおそれもあります。

まずは、転職せずに問題解決する方法について考えてみましょう。もし、問題点が「成長の機会に乏しい」であれば、同年代の若手同僚に思い切って相談してみるのも一つの方法です。

同じ会社に勤めている以上、似たような悩みを抱えている可能性は非常に高いため、同じ部門の若手社員が有志で勉強会を開催するといった、会社の研修制度やOJTに頼らない自発的な学びの機会が創出できるかもしれません。

次に、転職によって発生しうる、新たな問題点について見てみましょう。現職では仕事のやりがいや成長機会に乏しくとも、励まし合える同期をはじめとする人間関係には恵まれているかもしれません。このような場合、転職してみたら人間関係がギスギスしていて仕事どころではなかったというケースも考えられるのです。

まとめ

働き方改革や、多様性のある働き方といった、職業選択に関するポジティブな言葉が世の中にあふれてきています。しかし、このような働き方の大前提は「自己責任」にあるといっても過言ではありません。

転職を考える理由は人それぞれですが、安易に“辞める”のではなく、自己責任のもとに自分の未来を切り開く思考ができていますか？

迷いのない行動ほど強力な転職活動はありません。迷いを振り切るためにも、改めてじっくりとご自身のキャリアプランや将来の夢など、ポジティブな思考で自分を見つめなおしてみてください。

その結果、やはり新しい環境でチャレンジするという結論が出たのであれば、自信をもって行動に移すことができることでしょう。

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