厚生労働省の発表によると、高校卒業者では40%以上、大学卒業者でも30%以上が3年以内に離職しているといいます(2016年10月発表)。
今回は、その離職理由に注目してみました。きっとあなたも共感できる離職理由のトップ5を、早速見てみましょう!
厚生労働省が公表した、「平成28年上半期雇用動向調査結果の概況」には、「転職入職者が前職を辞めた理由」が年代別にまとめられています。
このうち、20~24歳と25~29歳の結果を平均してランキング形式にまとめました。
目次
5位:能力・個性・資格を生かせなかった
男性:20代前半の3.9% 20代後半の8%
女性:20代前半の7.1% 20代後半の4.9%
- 「やらせてもらえるのは雑務ばかりで、モチベーションを保てなかった」
- 「朝から仕事がないこともあるくらい暇な日も珍しくなかった」
- 「職場で新聞やインターネットを見て過ごしていた」
ちなみに、僅差(きんさ)で6位となった転職理由は「仕事の内容に興味を持てなかった」というものでした。
4位:会社の将来が不安だった
男性:20代前半の12.4% 20代後半の7.2%
女性:20代前半の2.3% 20代後半の12.4%
上記のように、男性では20代前半に、女性では20代後半に割合が高くなっています。
- 「数年間様子をみたが、経営状態が改善しそうになかった」
- 「リストラのうわさがあり不安が尽きなかった」
- 「会社が倒産した」
3位:人間関係が好ましくなかった
男性:20代前半の8.7% 20代後半の5%
女性:20代前半の15.7% 20代後半の6.7%
年代を問わず、「職場の人間関係」に悩む人は、女性に多い傾向が見られます。
- 「自分の失敗を部下に押し付ける上司が許せなかった」
- 「うわさ話がまん延していて嫌になった」
- 「常に一部の人の顔色をうかがっていて気持ちよく働けなかった」
2位:収入が少なかった
男性:20代前半の9.3% 20代後半の20.8%
女性:20代前半の5.2% 20代後半の8.3%
収入に対する不満は、男女別、年代別に見て20代後半の男性の20.8%が一番高い結果となっています。
続いて45~49歳の男性で19.1%という結果も見られました。20代後半の男性では、転職に踏み切った人のうち、およそ5人に1人が「収入が少なかった」ことを理由として離職したことになります。
- 「残業しなければ生活が成り立たなかった」
- 「仕事内容に収入が見合わなかった」
- 「昇給に男女差別があり平等ではなかった」
1位:労働条件が悪かった
男性:20代前半の8.9% 20代後半の13.4%
女性:20代前半の12.8% 20代後半の15.4%
女性が転職理由として最も多く挙げたのが「労働条件の悪さ」でした。また、19歳以下の男性でも32.8%と、実に3人に1人に迫る割合で、転職理由として「労働条件」を挙げています。
- 「残業が月に200時間を超え、体調を崩してしまった」
- 「サービス残業が多く耐えられなかった」
- 「ネット環境の不具合が続き、仕事に集中できなかった」
まとめ
20代男女に多く挙げられた転職理由を見てきましたが、いかがでしたか?共感できる声もあったのではないでしょうか。
調査の対象が転職した人に限られているため、転職せずに留まっているものの、同様の不満や不安を抱えながら働いているという人も少なくないはずです。
回答者たちのように転職に踏み切るのか、それとも今の職場に留まるか。どちらを選ぶのかはあなた次第ですが、「悩んでいるのは自分だけではない」と思えただけでも、なんだかホッとしますよね。
先輩たちの経験談にも目を向けて、後悔のない進路選択に役立てましょう!
